哀しい女

思い出は少しずつ薄れる。

 

私はあなたの温もりも声も匂いも知らない

この身で覚えているのは並んだ文字だけ

その一文字一文字が

あなたの価値観が

私にかけてくれたたくさんの言葉が

あなたを表し私を支えてくれた。

 

その人から出てくる言葉の数々はその人を表すものだから

私にとっては大きく大事なものだった

でも、記憶の中だけだから少しずつ薄れてしまってる

 

なのに何故なんだろう。

 

もうあなたを想ってむせび泣く事もなくなるのかな

ちょっと寂しく思うくらい泣く日が減っていった。

でも私は今、またあなたを想って泣いている・・・

 

辛いからもう考えたくない

辛いからもう忘れたい

心の中で何度もさよならを言った

でも起きた時から寝るまで気付くとあなたの事を考えてる。

 

料理をしてる時も

お風呂に入ってる時も

TVを見ていても

音楽を聴いていても

どんな時も

 

気付くとあなたが頭の中に居る。

 

二年の月日も過ぎ

1人で過ごす日々に嫌気がさし新たな出会いも欲しいと思う時もある

でも、どんなに寂しくてもどんなに辛くても

他に出会いを求められない・・・

 

人でいっぱいになる電車

信号ですれ違う人々

行き交う車

 

いつもあなたを探してる・・・

 

切ないね。

でも私は今も泣きながらあなたを待っているんだ。

 

あなたは私の存在さえも忘れているかもしれないのに

あなたはもう他の誰かと幸せに暮らしているかもしれないのに

 

私だけ。

 

今もあなたとの思い出の中に暮らしてる。

 

哀しい女。